2022年05月29日・礼拝メモ
3つのうめき、希望に輝く生涯
聖書箇所「ローマ人への手紙8章18~30節」
序、パウロ書簡の基本のアウトラインは、信仰と希望と愛です。このローマ書8章のアウトラインもそうです。<信仰>8章1~17節 キリストの御霊の内住、<希望>8章18~30節、うめきながら神の子の現れるのを待つ。<愛>8章31~39節、凱旋的なキリスト者の愛
1)8章18節「今の時の苦難は、やがて私たちに啓示される栄光に比べれば、取るに足らないと私は考えます。」今の時代の苦しみは、キリスト者の内にある罪との戦いによる苦しみではありません。それはすでにキリストによって勝利があたえられています。むしろ外側の戦いです。
①被造物のうめき(19~22節)。大自然のうめき、自然は美しい、しかし自然の中に悲惨が在る「朽ちる事より産み出す為のうめきの声が聞こえる」のです。
②救いを頂き、神の子とされた信仰者のうめき(23~25節)。相続人として、その栄光はキリストの再臨の時に実現するものです。キリスト者には全き贖いの希望がある。その時、この卑しい体が、栄光の体に変えられる時である。その時までうめきながら待ち望むと言うのです。
③御霊のうめき(26~30節)。聖霊もまた同じように、弱い私たちをたすけて下さいます。なぜなら、私たちはどう祈った良いか分からない。しかし誰よりも人間の心を深く知っていて下さる聖霊は、うめきの執り成しをして下さる。
2)<神の計画とクリスチャン>運命は盲目である。摂理ははっきりとした目的を持っている。28節「神を愛する人たちすなわち、神のご計画にしたがって召された人達には、全てのことが共に働き、益となる事を私たちは知っています。」クリスチャンの最終目的は「御子のかたちに似たもの」となることである。