2020年04月19日・礼拝メモ
復活の主を知る手がかり
聖書箇所:ルカの福音書 24章13~35節
4月7日(火)緊急事態宣言が出されてから、2週間になろうとしています。今日は復活の事実を知らせるために、主が近づき寄り添って下さった事、聖書を説き明かされた事、また目を開いてくださったことが語られています。
- 復活されたイエス様は巡礼の旅人のように、エマオの途上に於て彼らに現れ、近づき寄りそって下さったのです。十字架の金曜日から3日目の午後に至るいきさつを、彼らは暗い顔つきになって、立ち止まって語り始めました。「エルサレムに滞在していながら、近頃そこで起こった事を、あなただけがご存じないのですか」と、彼らの口を通し、復唱される良き聞き手となり、彼らの心を徐々に解きほぐし、沈んだ心を温めてくだったのです。主は中身のある会話へ導かれました。
- 今度はイエス様の方から、聖書全巻に渡って、救い主メシヤの生涯(苦難を通して栄光の至る道筋)を説き明かされました。「あなた方は、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。(ヨハネ5:39)」メシヤであるご自身に焦点が絞られ、心燃える講解説教でした。
- そして夕食を共にし、食前の祈りをなさいました。二人は5千人の給食の時、そばにいたのでしょう。天の御父を褒め称え、五つのパンと二匹の魚を手に取って裂き、5千人の空腹を満たして下さった事、また最後の晩餐の時に「これはわたしの体」としてパンを裂かれた事を思い起こし、彼らの信仰の目が開かれ、目の前の方が復活の主であることが解ったのです。彼らの固く閉ざされていた心の扉が開かれたのです(ヨハネ黙示3:20)。