2021年01月31日・礼拝メモ
行け、あなたのその力で
聖書箇所:「士師記6章1~16節」
ヨシュアが生きていた時代は約束のカナンの地を攻め取り、その中で定着し、安住を始めることができた。ところがそれに続く士師記の時代は信仰が弛緩し、敵に攻め込まれた時代でした。
- 士師記の内容は「①背信→②神の裁き→③祈り→④救出→⑤背信(神に背いて偶像礼拝に陥る)の繰り返しでした。クリスチャンが勝利するには、世の偶像からの徹底した分離が必要です。彼らの信仰が弱くなり、偶像礼拝に傾くと、愛の神は怒られ、敵に攻め込ませ苦境に立たせる。主に帰り、祈り求めると、主は憐れんで、士師(救将者)を起こし、救出・勝利する。15人の士師が起りギデオンは6番目の士師です。
- 「イスラエルの子らは、主の目に悪である事を行なった。(6章1節)」東方の原住民、ミディアン人、アマレク人は食い尽くすイナゴの大群のように農作物を荒らし回り、イスラエルの人は非常に弱くなった。すると、イスラエルの子らは主に叫び求めた。なぜもっと早く、事態が最悪になる前に、神に叫び祈ることができなかったのか。私達もこの教訓を教えられたい。
- 召されたギデオン、彼は本当に勇士であったのでしょうか。いいえ彼は臆病な弱い器でした。「ああ主よ。どうすれば私はイスラエルを救えるでしょうか。ご存じのように、私の氏族はマナセの中でも最も弱く、その父の家で一番若いのです。(15節)」弱さに徹すると、神の救いの御業が輝き始める。上からの力で「行け、あなたのその力で」と。使徒パウロも病の弱さを持っていたが、神の力が与えられた。恵みは十分。