2021年02月28日・礼拝メモ
ボアズの打ち場で起こった事
聖書箇所「ルツ記2章19節~3章18節」
- 今日のテーマは「買い戻しの権(贖い人)」です。「もしあなたの兄弟が落ちぶれて、その所有地を売ったときは、買い戻しの権利のある近親者が来て、兄弟の売ったものを買い戻さなければならない。(レビ記25章25~31節)」分かりやすく言えば、回復してくれる人、買い戻す人、助ける人、救ってくれる人と言う意味である。これこそルツ記のテーマです。
- 姑ナオミは深い思慮と決断を持って、この事をルツに指示します。ルツはその勧めに対して信仰と服従を持って答えています。(1~6節)刈入れが終わって一番忙しい打ち場、そこで買い戻しの権利のあるボアズに保護と贖いを願い出るのです。「ナオミの示唆とルツの応答」愛の一致と大胆な踏みだしが必要です。人に気づかれないように、その場所を確認して、ボアズのそばに近づき、この行動を取った。「あなたはだれだ」ルツは答えた「私はあなたのはしためのルツです。あなたの覆いを、あなたのはしための上に広げて下さい。あなたは買い戻しのある親戚です。」単純・率直・素直で・大胆な言葉です。この背後には切々たる祈りが込められていました。ボアズの答えもストレートで明確でした。また、わきまえがありました。私達の救いの雛形です。
- ボアズの性格は困った人の願いを良く聞き、直ぐに責任を持って行動するところです。「このことがどう収まるかわかるまで待っていなさい。あの方は、今日このことを決めてしまわなければ落ち着かないでしょうから(3章18節)」ボアズも人間的な感情や同情によらず、信仰による誠実を持って答え、すなわち法を重んじ、最近親の贖い人にまず譲り、摂理に委ね自分の決意を表明しました。主の身代わりの十字架に感謝しましょう。