2021年03月21日・礼拝メモ
ロバの子に乗った柔和な方
聖書箇所「マタイの福音書21章1~11節」
今日は年会前の離任の時です。来週は受難週です。今日のおことばはパームサンデー(棕櫚の聖日)のテキストです。
- 受難週への準備
預言の成就マタイ・マルコ・ルカの共感福音書はこの出来事からイエス様の地上生涯の最後の一週間に入ります。地上の凱旋将軍は捕虜を縛って、軍馬に跨がって、民から栄誉を受けます。しかし私達の主イエス様は、荷物を運ぶ事が精一杯、しかも子ロバに乗って迎え入られた。弟子達がその子ロバを借りて来ることができた事は預言の成就(ゼカリヤ9:9)で、全能全知なる主の隠れた力の現れであり、聖書の権威が示されました。
- 凱旋的入京
柔和な者は幸いです。その人は地を受け継ぐからです。我らの主イエス様は様々な奇跡を行ないました。その都度、ご自分がメシヤである事を控えめに証してきましたが、それは混乱を避けるためでした。ここに至りメシヤ・救い主としてご自分を表わすために「大いなる都エルサレムに」入京されたのです。
- イエス様を真の王として迎えることは信仰者にとってふさわしい事です。その王のご支配の下に生きる事は、イエス様を心の王座に迎える事です。それは力ある勝利者を迎え入れているのです。私達の礼拝はその方への真心と厳粛さがあります。
- 神を賛美する事は力、神の偉大な力を賛美する事です。この彼らの叫びは、4日後の金曜日には一転して、憎しみと妬みを持ったユダヤ人指導者に操られて「彼を十字架につけろ、十字架につけろ」と変わります。主はその事も予知しながら、沿道に迎えられた賛美を真に喜び、忍耐と寛容な柔和さを持って進まれたのです。