2021年09月12日・礼拝メモ
これで私は、はっきりと分かりました
聖書箇所「使徒の働き10章全節」
- この10章には、福音宣教の新しい展開を見る。異邦人がユダヤ人と同じ信仰を持つという事、それは当時のユダヤ民族の歴史的、民族的、宗教感情からは、とても考えられない事であった。「その壁をどのように突き破って行ったか」について、コルネリウスと使徒ペテロを通しての神の御業が記されている。
➀ コルネリウスへの神のご干渉・・・コルネリウスの唯一の神への敬虔な信仰生活は、周りの家族等に影響を与える程であった。しかし、彼は、キリストの救いを知らなかった。神様は「あなたの祈りと施しは御前に覚えられている」と。幻を通しヨッパのペテロを招くよう命ずる。
② ペテロの偏見が取り除かれる・・・天より降ろされた敷布の中身(種々の生物が入っていた)を食するように命じられて、ペテロは律法とユダヤの慣習から断るが「神がきよめたものをきよくないと言ってはならない」と言われる。主キリストはすでに十字架の死によりユダヤ人と異邦人の壁を打ち壊された。(エペソ2章11~18節)
③ コルネリウスとの会見・・・お互い幻を通して神に語られ、導かれた事を知る。ペテロは「これで私は、はっきりとわかりました」と、神のみ旨を明確にとらえる。
④ ペテロの説教・・・神の公平さ、「神はえこひいきをする方ではなく」キリストの普遍的主権、全ての人の為の救いの道を語る。
⑤ 聞いていた人々に聖霊が降る・・・ユダヤ人と同様の聖霊降臨が異邦人にもあったので彼らにも洗礼を受けさせた。そして異邦人も教会員となる。
私共も、不可能としている内なる壁がないでしょうか。聖霊によって砕かれ、空しくなり、神が御業をなされる事を期待しよう。