2021年09月26日・礼拝メモ
教会の祈りとペテロの救出
聖書箇所「使徒の働き12章1~24節」
ステパノの殉教に続いて、今度はヘロデ・アグリッパ王の弾圧が加えられた。使徒ヤコブを殺した事をユダヤ人が気に入ったのをみて、次はエルサレム教会の中心人物、ペテロに取りかかった。
- エルサレム教会の最大の危機
「こうしてペテロは牢に閉じ込められていたが、教会は彼の為に、熱心な祈りを神に献げていた。5節」神は生きて働いておられる御方です。ご自身の血を持って贖いだされた教会は、切実に祈り続けて来ました。「神は手をこまねいて何もできない方ではありません。私たちの思うところ願うところ以上に働かれる神を褒め称えます。」(エペソ3章20節)
- 祈られているペテロと御使いによる救出
使徒の働きの5章を見ると、そこでもサンヒドリンのユダヤ教徒たちによって捕らわれ、不思議な救出の出来事がありますが、今度は更に厳重な警備の下に、人間的な手段では誰にも救出できない状態でした。しかしそんな中でペテロ自身は、全てを委ねて眠っている。それは、ペテロの超円熟された姿に見えます。
- 熱心に祈っていた教会
戸を叩き続けるペテロの姿を確かめることなく、ロデは声を聞いて中に駆け込み、一同まさかの救出に驚くばかりでした。教会のピンチを救って下さる神にどれだけ信頼し、直接なす業がなくても、全的に主に依り頼む信仰の祈りがあったのです。コロナ禍で教会の前進のために何が出来るでしょうか。教会の祈りについて考えさえられる時であります。