2021年11月07日・礼拝メモ
異邦人の中から選ばれた憐れみの器
聖書箇所「ローマ人への手紙9章1~5,25~33節」
11月は一年間の感謝を表わす時、救いの恵みに預かった事の感謝をしたい。無限の愛をかけて頂いている事実を突き止めて、クリスマスを迎えたいと思います。
- ユダヤ人とは一体何ものでしょうか。ローマ書9~11章は、ローマ書全体の流れの中で、挿入的部分です。9章では神は絶対主権者である。万物の創造者・維持者、崇高な主権者として君臨されておられる方です。その主権はイスラエルの歴史の中に現れている。「わたしは憐れもうと思う者を憐れみ・・」パウロは「私たちの主キリストイエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」と言いながら「私には大きな悲しみがあり、私の心には耐えず痛みがあります。同胞のためなら、私自身がキリストから引き離され、呪われた者となってもよいとさえ思っている。」と彼らへの思いを語っている。
- 彼らにあたえられた特権、嗣業の大きさが表わされています。(4~5節)神によって選び出されたはずのイスラエルが、救い主イエスキリストを拒み十字架に追いやった事の中にも、人間の思いを越えた神の深い御計画があったのです。今はすべてが説き明かされなくても、それは神の主権に関われる事ですから素直に受け止めよう。ユダヤ人は頭の良い人達、商売の上手な人達、主イエスキリストを生み出した母体のような役割をしていますが、迫害も厳しかった歴史を持っています。
- 神は私たち異邦人の信仰に応え、哀れんで下さる。と言う事が主権者なる神の意向です。この信仰による謙りが求められている事を覚えましょう。異邦人は何の功績もなく、また何の価値もないと思われる、しかし信仰により神に愛でて頂く道がある。