2021年11月28日・礼拝メモ
アブラハム,ダビデの子としての誕生
聖書箇所「マタイの福音書1章1~25節」
毎年繰り返されるクリスマスですが、昨年に勝るクリスマスをお祝いさせて頂きましょう。この書の書き出しはユダヤ人が系図を重んじる民ゆえ、キリストの祖先を遡って記されたのです。
- 系図の中にある神の恵み。家族を代表する男性の名の中で、何と四人の女性の名が記されています。タマルは遊女を装い子供を授かる。ラハブも異邦人であり遊女でした。エリコが攻め落とされる時、偵察隊をかくまった。ルツも異邦人でした。麗しい信仰を働かせて、ボアズと結婚し、ダビデ王の祖先になりました。ウリヤの妻(名前は伏せられていますが)ダビデの後継者ソロモンを授かる。神様はこのような人々も神の国民に加えて下さる全ての人の救い主である。系図にも福音が語られています。
- 夫ヨセフの信仰と服従。婚約者のマリヤから懐妊の知らせを受け、悩みその対処を考えました。相手を責めず、包み被うように密かに離縁を考えた。ところが夢の中で、神様は彼に優しく力強く、「恐れずに迎え入れよ、宿っているのは聖霊による」と。彼は信じて命じられたとおりに従った。
- 主イエス様の御名。個人名としての「イエス」は「ご自分の民を罪からお救いになる」(21節)。「キリスト」(メシヤ)は麗しい王の称号です。油注がれた御方、祭司、王、預言者として、責務を果たす事のできるメシヤを表わしています。そして主は、キリストとして使命を果されました。また、「インマヌエル」は「神が私たちとともにおられる」の意味。名字でもなく、称号でもなく、私たちが素直に信じて、心にお迎えできる内住の神、私たちの内に臨在くださる栄光の主、としての呼び名です。(エペソ3章17~21節)を読んで閉じます。