2022年07月31日・礼拝メモ
最後の勧告と頌栄
聖書箇所「ローマ人への手紙16章17節~27節」
蝉が鳴き、今年も夏の半分が過ぎました。ローマ書16章は一人一人に対する懇切丁寧な挨拶であります。その中で伝道者パウロがどうしても言っておかなければならない警戒の言葉が入ってます。
- 警戒の御言葉
第一に:分裂と躓きをもたらす人々がいる。健全な信仰が保たれるために、このような人から遠ざかる事が大切です。第二に:その人は、キリストに仕えているのではなく、自分自身の欲望に仕えている自己中心的な人々です。このような人々から遠ざかるのは、自分の信仰を守るための道です。厳粛な警戒、目を覚ましていて下さい。(16章17~18節)との勧告です。
- パウロの側近の同労者たちからの挨拶
同労者テモテは、パウロが生んだ我が子のように、愛し育て、後継者として託してきた器です。テトスもそうでした。テルテオはこの手紙を書いた直接の執筆者です。パウロの溢れる恵みと使命をまとめながら、文章に残しています。
- 主に向かって献げる溢れる頌栄
パウロは「私の福音」と言う。パウロは福音を独占しているのではなく、自分がそれによって立ち、自分に委ねられ、宣べ伝えている福音という意味です。言葉だけでなく聖霊に導かれ、この福音はアブラハム以来2000年間の旧約時代を通して、一面隠されていた人類救済の奧儀であった。しかもそれは異邦人が、ユダヤ人と一つになり、神の国を継ぐ者となるのである。「この奧儀とは、あなた方の中におられるキリスト、栄光の望みの事です。」(コロサイ1章27節)そのような知恵に富む唯一の神を褒め称えている。