2023年04月23日・礼拝メモ

ティベリア湖畔で

聖書箇所「ヨハネの福音書21章1~14節」

 本日は、ティベリア湖畔に復活の主がご顕現された記事から語られています。主は、何を目的として、弟子達の前に現れなさったのでしょうか。また、主は、この記事を通して、私達に何を語っておられるのか心に留めたいと思います。この時は、主の顕現の3回目でした。(14節)ペテロ達が、ガリラヤに戻ったのは、主ご自身が「私はよみがえった後、ガリラヤに行く」と予告され、マリヤ達を通して「弟子達にガリラヤに行くように、そこで私に会える」と伝えられたからでした。ガリラヤで復活の主に会うその主の目的は何か

➀彼らを使命に立ち戻らせる・・再び漁に出た彼ら、一晩中、漁をしたが全く捕れなかった。しかし、主の命令に従って網を打つと大漁となった。3年前にも同じ様な事がこの湖であった。主はその時の体験を思い出させた。「あなたは人間をとる漁師になる」との召命にすべてを捨てて従ったその初めの信仰に彼らをたち戻らせるためでした。私達も与えられた使命から、おるべき所から離れていないか。

②主への全的信仰と服従が収穫へ・・ペテロ達はプロの漁師であったが、漁は全く獲れず無力さを感じていた。その所へ主が現れ「子供達よ、食べる魚がありませんね」と。船の右へ網を打つよう命じられ、彼らが素直に従った時、大漁となった。信仰者はこの世の知恵と力で生きる者でなくなった。自分の頑張りでは生きられない、弱さ無力さを痛感させられる。神よりの知恵と力、方法に信頼して従っていく時、豊かな収穫となる。

③主は全ての必要を満たす方=供給者である事を知らせた・・「子供達よ、食べる魚がありませんね」と声をかけられたが主は、彼らの乏しさ必要をご存知ですでにそれを備えておられた。(朝食を備えておられた)「主の山の上には備えあり」主は私共の霊的健康的経済的精神的必要を満たして下さる方。弟子達は、ティベリア湖畔で復活の主にお会いし、主がいかなる方であるかを認識し、そのお方の前に自らの在り方を調整して頂いた。そうして、その後の彼らが果たしていく宣教への備えをされた。主は私共にも「子供達よ、食べる魚がありませんね」と愛をもって語りかけておられます。信じて従うなら必ず主は大いなる収穫を与えられる。

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