2023年04月30日・礼拝メモ

あなたは私を愛していますか

聖書箇所「ヨハネの福音書21章15~25節」

4月は主の御復活を祝う月で、復活の主のご顕現の目的、意味を通して神の語りかけを頂いて参りました。今日はペテロへの個人的なお取り扱いを通して語られています。主を裏切ってしまったペテロが主との関係を解決出来ていないでいる心中を察して主は声をかけられた。罪責感を感じ乍らの信仰生活には平安が無い。主はそれを放っておかれない。ねんごろはペテロへの愛のお取り扱いより3つの事を。
Ⅰ  動機の回復・・主は「私を愛しますか」と3度問いかけられた。ペテロが3度主を否んだ事への対応でしょう。主の問いかけは「愛」。「はい、愛しています」と応答できた事により、主との関係が回復された。私共も物事の動機が主に対する愛であるように。
Ⅱ  使命の賦与・・これも3度「わたしの子羊を飼いなさい、羊を牧なさい、飼いなさい」と、主は地上の生涯で「良き羊飼い」として働きを全うされたが、その働きをペテロへ託されたのです。主を否んだペテロを赦し信頼し、大切な使命を与えられた愛の深さに感動する。また私共も「主の羊を」それは自分の子供であるかも、友人知人、両親であるか、主に委ねられた隣人がある事です。
Ⅲ 個人的服従・・「・・しかし年をとると、あなたは両手を伸ばしほかの人があなたに帯をして、望まないところに連れて行きます」「わたしに従いなさい」これは、私達が主に従うとはどういう事かを示しています。若い時には、自由で可能性が無限に広がっている。しかし、年を取ってくるとみな衰えが進み自分の思うように行かなくなっていく。しかし、信仰者は「弱い時に強いのです」弱さの中に働く主の力によって、神の栄光を表すことができる。また、ペテロはヨハネを見て「この人はどうなのですか」と尋ねた。主は「それが、あなたに何の関わりがありますが、あなたは私に従いなさい」とペテロとヨハネは、各々の使命が違い負うべき十字架も異なっていた。人と比べる事なく、神の前に導かれた各々の道を最後まで従い続ける者でありましょう。主は、ペテロを赦し忍耐と愛をもって、信仰を回復させ、その歩みを整えて更なる大きな使命のため備えて下さいました。私共にも個人的な愛のお取扱いを下さり信仰を建て上げて下さる。

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