2023年09月10日・礼拝メモ

わたしもあなたを罪に定めない(赦し)

聖書箇所「ヨハネの福音書8章1~12節」 

先週は台風13号が通過し、災害被害が相次いだ。時代はソドムゴモラの如く人の心が罪によごれた時代、しかし今は、恵みの時、救いの日です。福音の浸透を祈り励みたい。

今日は、救い主イエス様の御思いに触れ、その恵に心を留めましょう。「姦淫の場で捕らえられた女性」をめぐっての記事です。
Ⅰパリサイ人等の訴え・・主は罪人取税人等、人々から裁かれ差別され仲間外れされていた人に手を差し伸べて行った。その事をよく思わないパリサイ人、律法学者達は、姦淫の場で捕らえた女性を連れて来て、主がこの人をどうするか尋ねた。その動機は、「イエスを告白する理由を得ようとイエスを試み」であった。赦せばモーセの律法に破ることになり断罪すればローマ帝国への反逆罪になる。彼らが罰したかったのは、その女性ではなくイエス様でした。主イエスに対するねたみの心が動機であった。
Ⅱイエス様の応答は・・身をかがめ地面に指で何かを書いておられた。神の律法は、神の指で書き記された。神なるイエス様が律法を定められた方である事を示す。そして「あなた方の中で罪の無い者が、まず石を投げなさい」と語られた。全ての人は神の前に罪人で人を裁く事はできない(マタイ7:1~5)。1人また1人と石を捨てて、去って行った。彼らは人を裁いたが自分は裁かなかった。光に照らされ指摘されたが悔い改めたのではなく、去って行った。残ったのはこの女の人とイエス様だけであった。
Ⅲその結果・・・「わたしもあなたに裁きを下さない(赦す)」と語られた。イエス様は人を罪に定める権威を持たれる方。その方が彼女に罪の赦しを宣言された。それは主が十字架の上でその罪を引き受けて下さる事の故です。律法学者等は女の人を人の前に引きずり出し罪を暴露してさらし者にした。愛は罪を覆う。主は「これからは決して罪を犯してはなりません」と言われた。彼女は方向転換して光であられる方に従う人生へと進んで行った。再び罪を犯さないという新しい心は光で居ますキリストの御旨に従って歩むという事です。私達の中に隣人を裁く為の石があるでしょうか。もし持っているのなら石を捨てキリストの御旨の中に生きましょう。「わたしもあなたに裁きを下さない」。

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