2024年01月14日・礼拝メモ

隔ての壁を打ち壊し

聖書箇所「エペソ人への手紙2章11~22節」

年の初めから災害が次々と起こり、その報道に耳を傾け、心落ち着けない日々でしたが、新年聖会も有り新年の出発にふさわしいみ言葉の語りかけがありました。先週の礼拝は2章から神の救いの素晴らしさ。キリストの救いが神の愛に基づく恵みの働きで、ただ信仰により恵みにより与えられた。そんな救いを体得した私達に神との関係、人との関係がどのような恵みに変えられるかが今日の語りかけです。その事が当時のユダヤ人と異邦人という明確な関係を例にして語られています。
Ⅰ かつて私達はどんなものであったか・・私達は受けた恵みを忘れ易い。感謝が薄らいでいく。異邦人であった・・・キリストから遠く、神の民の祝福の契約と関係なく、他国人で永遠の希望なく、神無き者であった。しかしそんな者がキリストの血によって、今はユダヤ人と同様、神に近い者となった。
Ⅱ 隔ての壁が打ち壊された・・・異邦人とユダヤ人の間には、忌み嫌う隔てがあった。隔ての壁とは、敵意であると語られている。相手を自分と異質な者と見なす、その究極は敵意。当時の壁とは「規則と戒律ずくめの律法」それを守らぬ異邦人は神の救いより疎外されていた。しかし、キリストによって、その隔ての壁が打ち壊された。キリストは平和。平和は、建て上げと繁栄、祝福をもたらし、対立は破壊と滅びを来らせる。私達の日常の中、家庭、職場、学校あらゆる所に不和や対立、憎悪、敵意が不幸をもたらしている。互いの正義が対立し、分断、隔てが生じる(サタンも働く)。キリストはその敵意を十字架によって滅ぼし、平和を生じさせた。不信仰と不服従で神に背き、キリストを十字架に付けた人間を裁くのではなく、愛し、贖いを成し遂げて下さった。
Ⅲ その結果・・・➀神との和解。2つのものが1つの御霊により神に近づく事ができた。罪赦され、きよめられ、神との平和が築かれ、平安と安息が与えられた。②人との和解。罪赦された者は人を赦す事ができる。③神の家族として1つになる。同じ主に在る同士、聖なる神の国の民、家族となり、④神の聖なる宮として組み合わされ、建て上げられていく。教会は御霊の働きにより、異なる人々がキリストを要の石として和解し、1つになって建て上げられていくのです。

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