2024年04月21日・礼拝メモ

イサクの信仰

聖書箇所: 創世記26章12~22節

 今朝の御言葉は、年会の聖会でこの箇所から「譲って得られる勝利がある」と題して語られました。その恵を思い起こしながら更に語られています事をお伝えします。
Ⅰイサクについて・・・年老いて子供のいなかったアブラハムに神様は、空の星を見せ「あなたの子孫はこのようになる」と約束され、アブラハム100歳、サラ90歳の時に誕生、イサク(笑い)と名付けられた。奇跡的に与えられて、神の全能の御業を体験した待望の「子」として可愛がられて大切に育てられた。しかし、30歳の時に、その子を播祭の献げ物として献げよとの神の語りかけがあり、彼は、死の寸前まで神と父に従った。アブラハムとヤコブの信仰の架け橋になった。
Ⅱイサクの井戸掘り・・・イサクは、アブラハムの時代に掘った井戸を掘りかえして、活用し、その水で百倍の収穫を生む。神の祝福を得て、富み栄えたので、ペリシテ人から妬まれる。ペリシテは、掘った井戸をことごとく埋めて嫌がらせをした。アビレメク王も、その地を出て行くようにと。その後も井戸を掘っていくが、ペリシテは自分達のものと争いに来るので、イサクは争いに勝って井戸を得ようとせず譲り続けた。「柔和な者は幸いです。その人達は地を受け継ぐ」その結果「レホボテ」広い所に導かれ、もはや争いは起こることはなかった。神は更に彼を祝福した。
Ⅲイサクの信仰・・・譲る事ができたその信仰の原点は、①アブラハムの信仰に影響受け、その信仰を継承した。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み全き者であれ」アブラハムは、日々の生活で全能の神を信じ、その方の前の全き歩みに徹していた。②モリヤの山の体験。アブラハムは信仰を試され、イサクを献げる事を求められた。イサクも壇の上で死を覚悟した。彼は、そこで、自分に死んだ。自らを神に献げた。神様に自分を明け渡す信仰と全く委ねる信仰に生きた。主イエス様こそ、神の小羊として、十字架の死にまで、従い続けられた。イサクは、争わず、反逆せず、譲り渡し続けて勝利した。「自分の生命を得るものは、それを失い、わたしのために自分の生命を失う者はそれを得るのです。」全的献身と信仰により、聖霊に満たされ、御霊の実(愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制)を結ぶ者とならせて頂こう。

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