2024年12月01日・礼拝メモ
闇の中に光が
聖書箇所:イザヤ書9章1~7節
クリスマスの月に入り、まず救い主への礼拝から始める恵に感謝です。12月は師走といい、空しい忙しさでマルタのように「心乱れる」事の無いようマリヤの如く、みことばに心を向けましょう。主の母 マリヤは御降誕の出来事の中で「おこっている全てを心に納めて思い巡らしていた」とクリスマスは、私達の心と人生を全く変えた根拠である事を覚え、この節期をどう過ごすべきか選択を誤らないよう心したい。今朝は、イザヤ9章の救い主来臨の預言より3点を
Ⅰ闇の中を歩む民・・・イスラエル国は、2つの国に分かれ、神への信仰から離れて行ったので北イスラエルは大国アッシリヤに733年滅ぼされユダ国もアッシリヤの支配・権力に圧迫され、踏みにじられ、滅亡の危機にあった。しかし、神に頼る事をせず、異邦人が頼るに物心を向けた。「神を求めなければ夜明けはない」と断言され、アッシリヤの圧攻の中で闇の中に、死の陰に住む者となった。私共も神の民としての恵と特権を忘れ病や経済、家族、人間関係、先行き老後の不安、過去の罪の罪責感等、闇の中、死の陰を歩むような状況にないでしょうか。1節には、「しかし、苦しみのあった所に闇がなくなる」と。
Ⅱ光の出現によって・・・大きな光を見る。光は闇の中に輝く。「光は闇の中に輝き、闇はこれに打ち勝たなかった」ヨハネ1:45。闇を打ち破る方の出現です。すべての人を照らす真の光として来る方により、民は大きな光を見る。罪からくる報酬は死。しかし、死の陰に住む者に光が輝き、認罪が与えられ、罪の赦しの救いへと、死から生命に変えられる。生きる希望、明るさ、見えていなかった霊の世界が見えるようになり、神ご自身を見る。光の出現は「ひとりのみどり子として、誕生される」イエスキリストであり。この方は、不思議な助言者(アドバイザー)力ある神(死と罪に打ち勝つ方)永遠の父(永遠に変わらずおられる方)平和の君(神との平和、人との平和をもたらす方)と呼ばれる。
Ⅲ神の熱心がこれを成し遂げる・・・イザヤが預言した時より700年後現代より2000年余前に、父なる神は、この事を成し就げて下さった。そこに神のご真実と人間への深い愛(痛みを伴ったひとり子を与える犠牲の愛)が現わされた。人の理解を越えた神の壮大な救いのご計画を実現なされた。「主によって語られた事は必ず実現する」ルカ1:45
「ほむべきかな、イスラエルの神、主・曙の光がいと高き所から私達に訪れ暗闇と死の陰に住んでいた者たちを照らし、私達の足を平和の道に導く」ルカ2:68、78、79、心からの感謝と讃美を献げましょう。