2020年07月12日・礼拝メモ
ヨブの悔い改めとは
聖書箇所:ヨブ記 42章 1~17節
ヨブ記の締めくくりは神様ご自身が嵐の中で、直接ヨブに語りかけます。友人との長い議論の中で、3人の友人が語ったのは40%、ヨブが答えたのは60%です。そのヨブの発言の20%は神様に向かって叫んでいるのです。ヨブは窮地に立ちつつ、本当は神様からの語りかけを待っていたのかも知れません。
- 神様は万物を絶対的な権威を持って治めておられる。「さあ、あなたは勇士のように腰に帯を締めよ。わたしはあなたに尋ねる。わたしにしめせ。天地が生み出される時、あなたはどこにいたか」(38:4)。第一の質問は地球創造に対する質問です。19の質問攻めで目を開いて下さいました。
- 神様は地上に造られた生き物を大きな愛を持って導いておられる。食物を求めてなき叫ぶ鳥たちや、食欲旺盛な若い獅子の願いにも応えて下さる。被造物はその神の愛の豊かさを噛みしめながら、生きてい行くべきだと諭されたのです。
- 神様は人と共に歩まれる謙遜な御方です。インマヌエル(神が共にいます)はイエス様の別名です。神様に向かってあらゆる怒り、失望、抗議をぶつけてきた事も含めて、それまでじっと耳を傾けて来て下さった神様のご忍耐を悟りました。それを気づいてヨブは真に悔い改めた。
- ヨブは真に祈る器に造り変えられたのです。ヨブの前に祭壇が築き直され、全焼の犠牲(雄牛7頭、雄羊7頭は全的献身)持って執り成しを献げる事になります。私たちも日常の生活の中で、ヨブのような疑問を抱えつつ歩んでいる事がないでしょうか。神様はヨブの自己義の堅い心を砕き、柔らかな信仰と希望と愛の心に戻され、2倍の祝福を備えて下さった。