2020年09月27日・礼拝メモ
偶像から生ける真の神への回心
聖書箇所:Ⅰテサロニケ人への手紙 1章1~10節
- この手紙はパウロ書簡13通の中で最初に書かれた手紙です。
パウロは、主イエス・キリストを信じて救われた人々に感謝の挨拶をしています。「恵みと平安があなたがたにありますように」という挨拶の中には、異邦の民であるギリシャ人が、「神の恵みを受けるに値しない者が、途方もない神の恵み受けた事実、」 また同胞のユダヤ人も回心し、救われたので、伝統的な挨拶「平安・シャローム」が漂う、誕生したばかりの教会でした。
- 信仰の働き、植物でもがっちりと根を張った植物は生き生きしている。植物の葉や幹のツヤで、土の中の根の張り具合が観察できる。信仰は外から見えない部分ですがとても大切な要素です。聖書を読み、祈りをし、集会に励むことは信仰者が、信仰の根を張るために、どうしてもしなければならないことです。どうかお互いに心がけて参りましょう。テサロニケの人達は大半は異邦人でした。しかし「偶像を捨てて神に立ち帰った」のであります。偶像は人間が作り出した神です。人間の欲望(肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢は、御父から出たものではなく、世から出るものです。(Ⅰヨハネ2:16)とりわけギリシャ人は、知性や芸術、文化、人間性の豊かな社会でした。その様な欲望の入り交じった偶像礼拝から、天地万物を創造した唯一の聖き神に回心したのです。
- 回心は一瞬のでき事ですが、信仰生涯は一生涯で、毎日の生活です。共にキリストにあって回心したお互いは、教会生活によって支えられ、キリストの体にくみ合わされていく事で、成長するのです。きよくなければ、だれも主を見る事はできない。