2020年12月20日・礼拝メモ
黄金・乳香・没薬を携えて
聖書箇所: マタイの福音書 2章1~15節
聖書は万人のグッドニュースです。アレキサンダー・マクラレンはこの聖書の箇所を「異邦人の最初の実」と要約しています。キリストの揺りかごにまで、神によって導かれた異教徒への恵(1~2節)です。誕生の舞台となったユダヤ人の人々は驚き、聖書を調べました。ヘロデ王の闇の世界、しかし東方の博士たちは、実に優雅に、道案内の星に導かれてベツレヘムの民家を訪ねることができ、イエス・キリストの誕生を見届けて、身も心も平伏して礼拝を献げているのです。
- 黄金は王への贈り物として最もふさわしいものであった。従って王の王としてお生まれになったお方へも当然の賜物であった。黄金は輝きを失わない。エジプトへの旅立ちを考えると、神様はおりにかない貧しい彼らの旅路に備えてくださった事です。
- 乳香は祭司への贈り物であった。偉大な大祭司ある御方には適した贈り物であった。私たちの時代は香水・香料・香煙 の豊かな時代です。「キリストの香り」と言う言葉が聖書にあります。(Ⅱコリント2:14~16)コロナの感染で匂いや味の舌の感覚が損なわれる年の瀬です。キリストの香りを放ち、人生に最も価値ある御方のそばにおいていただこうではありませんか。
- 宝物の3番目は没薬です。没薬は十字架の死に備えた献げ物でした。キリストの肉体、死の代価は、人の心の中に燃え立つ、憎しみや、恨みや、そねみや、嫌がらせや、必要以上のライバル意識や、自己中心、わがままの牙等のマイナスな部分(負の財産)それを取り上げて解決に導いて下さる。ただ一人十字架に自らを進み行かせた主ご自身です。