2020年08月23日・礼拝メモ
あなたと同じだけ与えたいのです
聖書箇所:マタイの福音書 20章1~16節
- 神がこの世に産んで下さったたましい、人格は尊いものです。神の形に似せてつくられたからです。ですからこの地上に人格を持ったもの同志が、平和と平等をいかに保てるかが知恵の極意であるように思われます。そして私たちが帰って行くところの天の御国はまさに、目の覚めるような平和と平等が保たれている世界です。そこには一人締めしなければ、やっていかれないケチな世界ではなく、皆さんのびのびと神から授かった人格の花をきれいに咲かせて喜び合う世界です。
- この天国の譬えの天国の農園主はどうでしょうか。就業時間は8時~6 時としますと①就業前から来て、準備のできた人は一デナリ(労働者の一日分の賃金)②9時・・・相当の賃金を払うから、それから③12時、④3時、⑤5時「なぜ一日中何もしないでここに立っているのですか」「だれも雇ってくれないから」「あなた方もぶどう園に行きなさい」よほど、人手が必要であったと言う理由だけではない、別の意図もあった用です。別の意図とは、「あなたの分を取って帰りなさい。私はこの最後の人にも、あなたと同じだけ与えたいのです。(マタイ20:14)」
- いよいよ支払いの時間になります。不満の出るような支払い方。天国は目の覚めるような「平和と平等」を、しかも罪と戦って、己に死んでキリストと共に戦いぬいた人格が入れるところです。私たちも夕方5時頃に雇われた者のように、長い間人生を空しく過ごしてきた者である。主はそのような者も、救いに召して働かせ、報いを与えて下さる。私共も与えられた使命を心して奉仕すべきでではありませんか。